梅雨の晴れ間が気持ちの良いこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
ハーバーハウス保険事業部の中川です。
5月、東北方面に出掛けてきました。中尊寺などベタな観光地も行ったのですが、たいへんたいへん今更ではありますがずっと気になっていた被災地を、ほんの少しですが巡ってきました。
本当は青森あたりから海岸線をおりてきたかったのですが日程と体調的にむずかしく、結果としてメインで訪れたのは陸前高田のみ。
陸前高田はとても綺麗でした。道路は整理され、お店もお家も新しくて、でも本当はたとえ古くてもごちゃごちゃしていても、もっとたくさんの家と人と生活があったはず。ぼろぼろになった震災遺構のビルと周囲の広々とした空間がなんともいえない感じでした。
陸前高田の駅も線路も津波で流され、今はバスが運行しているとのこと。海が見えるような位置じゃないと思うのですが・・・。
小泉海岸の防潮堤も見ました。もともと海水浴場として有名な場所のようで、ここの階段状の堤はいろいろ活用できそうな感じでしたが、それでも大きさと高さは圧迫感がありました。いかにも「壁」という感じの防波堤も東北の海岸線沿いに相当な距離で設置予定だそうですが、費用や景観の問題が多いのだとか。
個人的には、あまり自然災害に正面から抵抗するよりは、逃げるとか受け流すとかいうほうがいいのかなと思うのですが、もう海なんて見たくないという人もいるでしょうし、なんとか津波を防ぎたいという気持ちも当然といえば当然。でも、良い物をたくさんもたらしてくれるのも同じ海。。。
松島にも10年ぶりくらい行ったのですが、観光客もたくさん、いろんなお店をうろうろできて楽しかったです。綺麗で新しいお店がやけに多いなと感じたのも当然で、結局ここも津波の被害をうけているので変わってしまったとのこと。
今年も能登地方で地震、さらに東海方面で水災害発生・・・毎年毎年せつないです。こんなにいろいろなことがコントロールできてしまっている人類なのに、それをさらに超えてくる自然ってほんと容赦ない。
毎日、あたりまえに生活できている今に感謝しつつ、万が一の備えと心構えも忘れずに。
次回のブログは6月30日(金)更新です。今年ももう半年過ぎてしまいますよ~(泣)