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歯を食いしばって生きてきたんです(後編)

こんにちは!ハーバーライフデザインの目黒です!

 

前回の「歯を食いしばって生きてきたんです(前編)」に続いての更新です。

歯を食いしばって生きてきたんです(前編)
歯を食いしばって生きてきた、私の人生に起きた辛い出来事についてお話しをします

同じような歯のトラブルをかかえている方への情報提供となれば良いなと思って投稿します。

 

やっと、『割れた歯を一度抜いて、破損がある部分を補修して再度歯茎に埋めなおす』という治療ができる歯医者さんを見つけ、早速予約をして通院してきました。

とても若い先生や職員さんが多くおられ、院内は患者さんで混んでいるもののスムーズに回転されており、なんだかとても活気のある歯医者さんでした。

そこに週に一度派遣されて来ている歯科大学の先生に私は診てもらうことになりました。

その先生は、過去にも同じような症例の治療を何度も成功させた実績があり、かなり複雑に割れた歯でも治療ができるようです。

『割れた歯を一度抜いて、破損がある部分を補修して再度歯茎に埋めなおす』という治療を『再植』とその先生や他の先生方は呼んでいました。

正式名称は『歯根端切除』というそうです。

 

診察の結果、私の割れた歯に『再植』の手術をすることになりました。

手術の当日は、私はとても緊張していましたが手術の手順やその後の経過フォローなどを丁寧に説明してもらい、不安はかなり小さい状態で手術に臨むことができました。

 

手術の手順としては、ざっくり下記のとおりです。

1.歯茎に麻酔を打つ(私は麻酔が効きづらいのか何本も打たれました…)

2.奥歯は歯根が少し湾曲しているので歯を2つに割って分けて抜歯する

3.抜いた歯と抜けた後の歯茎に治療を施す

4.治療された歯を元の歯茎に埋め戻す

手術は約3時間に渡る長い時間がかかりました。

私は3時間ずっと口を開けっ放しだったのでさすがに疲れましたが、3時間ずっと集中して施術してくださった先生はもっと疲れたのだと思います。

最後のほうでは「ハアハア」と先生の息が切れる声が聴こえてきました。

手術中に、2度ほど「どぶ水」のような異臭を口の中に感じました。

おそらく、私の歯茎に腫れて付いていた膿胞が破けて中に溜まっていた膿が流れ出たのでしょう。

こんなクサい臭いのする液体をずっと自分の口の中に持っていたと思うと、ぞっとします。

 

そして、手術は無事に終わったのですが、残念ながら結果は完全に成功とは言えないものでした…。

なかなか私の歯が抜けず、2つに切った半分のうち、片方は無事に抜けたのですが、もう片方はコナゴナに砕けてしまったのです。

さすがにこの状態になってしまうと再生はできないそうです…。

 

しかし、うまく奥歯の半分の外側を残せたので、その歯と骨の定着を待って、既存の歯とブリッジをかけて治療することができるようになりました。

自分の歯を残すことができるので、完全に抜歯して入歯になってしまうより数段よい結果です。

完全に抜歯をして入歯になると諦めかけていた私にとっては「良い治療ができた」ということになります。

 

手術が終わると、歯茎の腫れはどんどん無くなっていき、今では歯茎は健康な状態にもどりました。

埋め戻した歯が骨に定着するまでは約3ヵ月ほどかかるそうです。

この手術をしたのが4月なので、現在はブリッジ治療のために歯医者さんへ通院しているところです。

 

手術は半分成功・半分失敗みたいな結果になりましたが、それでも救いもありました。

なんと、私が加入している医療保険から手術保険金が適用となったのです!

『歯根端切除』という術式は全ての医療保険で保険金の対象とはならないようですが、私の医療保険は20年以上前から加入している古い終身医療保険ですので、今回は対象となったようです。

いや~本当にありがたいです。

医療保険に入っているとこういう時に「良かったな~」と思います。

 

保険金が振り込まれると、早速、妻から「新しい眼鏡を買ってくれ!」とせがまれ、即日購入しました…。

 

皆さんも歯を抜くような大きな手術をした時は、加入している生命保険が対象になるか確認してみてくださいね~。

 

次回のブログは、8月2日更新の予定です。

スタッフブログ 目黒 実
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