こんにちは!ハーバーハウス上田支店の柳澤です。
先日、長野県上田市の別所温泉にある北向き観音で開催されていた、
実に64年ぶりという貴重な「御開帳」に参詣させて頂きました。


掲げられた五色の幕が、場を華やかに彩り、お祝いの雰囲気をいっそう高めています。
この幕は、御本尊の身代わりである『前立本尊』と、
善の綱と呼ばれる五色の布で結ばれており、
柱にそっと触れることで、まるで御本尊に直接触れたかのような
ご利益をいただけると伝えられています。

本堂へと続く参道脇には、愛らしいお地蔵様がずらりと並び、参拝客を見守ります。
観音様は通常、南を向いていることが多いですが、北向き観音は人々の現世利益、
つまり今を生きる私たちの悩みや願いを、太陽の届かない「影」の部分にも
救いの手を差し伸べるという意味が込められているそうです。
歴史の節目に立ち会うことができたのは、大変貴重な経験でした。
このあたりには、心を和ませてくれる素敵な見どころがたくさんあります。


こちらは、湯かけ地蔵様
温泉地ならではの風習で、お地蔵様に湯をかけながら願い事をします。
優しいお顔のお地蔵様に、思わず微笑んでしまいます。
ここでお知らせしたいことがございます。
善光寺の御開帳は、令和9年4月4日(日)から6月19日(土)までの
77日間にわたり行われることが決まりました。
春から初夏にかけて、長い期間にわたって多くの方々が参拝できる機会となります。
南向きの善光寺と北向きの観音堂の両方をお参りいただく
「両参り」もぜひお楽しみくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は、12月12日更新です。

